⑤社会の悪い見本になりなさい
犯罪を犯すと世間の目にさらされます。当然です。白い目であなたを見ることでしょう。あなたはそれに耐えなければいけません。そして、「社会の悪い見本になりなさい」というスピリチュアルメッセージをしっかりと受け止めなければいけません。
社会のルールからはみ出した行為をした者は、裁きを受けます。そうして、「こうなってはいけない」という悪い見本になるのです。あなたを悪くいう人がいるでしょう。しかし、それも含めて全てを受け入れなければなりません。
生きた教科書になる役割
あなたは悪い見本として、「自分のようになってはいけない」という生きた教科書になる役割を引き受けたのです。そして、それだけではなく、しっかり反省することで、更生できることを皆に教えなければなりません。重い十字架とともに、反面教師となる覚悟を持たなければならないのです。
⑥人様にネガティブな感情を押し付けてはいけない
「もうどうでもいい」なんていう投げやりな気持ちは、何かに絶望した気持ちが産んだ負の産物です。そんなネガティブな感情を、誰かを傷つけることで解消したあなたには、「人様にネガティブな感情を押し付けてはいけない」というスピリチュアルメッセージを受け取ったのかもしれません。
自分の弱さ
絶望から何もかも投げやりになって、他人を巻き込むことで処理しようとすることは、他人からしたらいい迷惑です。あなたは、自分だけが苦しむのが嫌で、自分と同じように他人も苦しめばいいという身勝手さから、周りの人を巻き込んでしまい、だれかを傷つけてしまいました。自分の弱さが、一人で苦しむことから逃げるように仕向けたのです。
弱い自分と対話してください
問題はあなた自身の弱さです。自分の弱さと徹底的に向き合う必要があります。かなりの時間をかけて弱い自分と対話してください。弱い自分が何も言えなくなるぐらいまで追い詰めてください。その時、あなたは自分を抑える術を身に付けているはずです。
⑦反省し、何を学んだかを証明しなさい
自分の非を認めることは簡単なことではありません。しかし、間違ったことをした人間はそれをしなければなりません。「反省し、何を学んだかを証明しなさい」というスピリチュアルメッセージを受け入れて、実行しなければなりません。
その後の人生で証明して見せる
間違いは誰にもあります。大きな間違いも小さな間違いも、そこから何を学んだかで、同じ過ちを繰り返さないようにすることができるのです。しっかり反省し、どう反省したかを示す唯一の方法は、その後の人生で証明して見せることです。
言葉で何を反省したかは嘘でも言えます。でも、それを行動でしますのは嘘のある気持ちではできません。嘘偽りない反省は、態度で示しましょう。
⑧人の苦しみを通して、自分の苦しみを知りなさい
あなたは誰かを傷つけ、誰かに苦しみを与えてしまいました。その苦しみは一生消えないかもしれません。それほど深い苦しみを与えたあなたには、「人の苦しみを通して、自分の苦しみを知りなさい」というスピリチュアルメッセージを受け取ったのかもしれません。
あなたにとって必要な苦しみ
誰も苦しみたいとは思いません。しかし、生きている限り、苦しみは存在し続けます。あなたは、苦しみを与えてしまったことに苦しんでいるのです。でも、この苦しみは、あなたにとって必要な苦しみだったのかもしれません。
人の苦しみから、あなたは本当の意味で苦というものを理解したのかもしれません。苦しみを与えてしまったことの悔い、自分がその苦を受け入れることで、あなたは「もう苦しめるようなことはしない」と思えるようになったはずです。
最後に
犯罪を犯してしまった方の大半は、「なぜあんなことをしてしまったんだ」と後悔している人だと思います。過去は誰にも変えられません。変えられるのは今、そして、未来です。過去の過ちから学び、反省し、二度と同じ過ちを犯さないようにすることこそ、あなたが傷付けた人と、あなた自身に対する償いです。自分自身としっかりと向き合うことから逃げてはいけません。