火事を目撃した方へ。
大きな炎が刻一刻と形や大きさを変えて、目の前にあるものを燃やしていく様は脅威だったはずです。なぜあなたがその場に遭遇し、どうしてその炎の目の前にいたのか。そこにはスピリチュアルメッセージが有るのかもしれません。物事の無常を目撃し、そこから何を学ばなければならなかったのか。様々な側面から、それらの意味を探っていきたいと思います。
本記事では、火事を目撃した方へのスピリチュアルメッセージをご紹介いたします。
①物事のはかなさを知りなさい
火事は一瞬にしてそこにあったものを焼き尽くしてしまいます。ひとたび勢いが増すと、もう誰にも止めることはできません。あらゆるものは跡形も無く散っていくのみです。火事を目撃したのは、「物事のはかなさを知りなさい」というスピリチュアルメッセージかもしれません。
一瞬でものが形を失い消えてしまう。それは、人間の命に似ています。当たり前に動く心臓が、一瞬でも動きを止めたら、私たちは死んでしまうのです。
生から死への移行は一瞬
そんな物事のはかなさを考えながら生きている人は、決して多くはないはずです。しかし、そこから目を背けて生きることはできません。生から死への移行は一瞬だからです。だからと言って、死を恐れながら生きなければならないということではありません。後悔しない人生を送るために、小さなことで悩むのをやめるのです。些細なことで悩んでいる暇があるなら、今生きているという幸運を十分に楽しんでください。ふくれっ面よりも、笑顔でいることに集中してください。限りある命を精一杯生きるのです。
②自然の中では、あなたは小さな存在です
時として、人はとてつもなく無意味な存在になる時があります。山火事などの自然災害がそうです。例えどんなにたくさんの人が団結しても、山火事などの災害を鎮めることは至難の技です。火事を目撃したあなたは、「自然の中では、あなたは小さな存在です」というスピリチュアルメッセージを受け取っているのかもしれません。
人間の存在がいかに小さいものか
燃え盛る炎は瞬く間に広がり、広大な自然を次々に焼き尽くしいく… そんな光景を目の当たりにして、しかし、何もできないあなたはきっと言葉を失ったに違いありません。地球に住むあなたが、あなたの家である地球の一部が燃えるのを傍観するしかない現実は、きっとあなたに人間の存在がいかに小さいものかを教えてくれるはずです。
山火事を前に、あなたは心を痛めたことでしょう。その思いを大切にしてください。一人ひとりが地球規模で“我が家”のことを考えるようになれば、きっと我々の家は住みよいものになっていくに違いありません。
③燃えるものを持ちなさい
刻一刻と形を変え燃え盛る炎を見ることは、自らの中にある炎を蘇らせるためのスイッチでもあります。火事を目撃したのは、「燃えるものを持ちなさい」というスピリチュアルメッセージかもしれません。
“熱い”ものが蘇った可能性があります
滝や川のせせらぎなど、水には心を落ち着かせる効果があるのに対して、炎には躍動感を与える効果があります。火事を目の当たりにしたことで、あなたの中に眠っている“熱い”ものが蘇った可能性があります。
新しいことにチェレンジ
昔諦めたことなど、もう一度始める良いチャンスかもしれません。あなたの中の炎が再び目を覚ました今だからこそ、新しいことにチェレンジしても良いかもしれません。ポジティブな考え方は、きっとあなたを後押ししてくれることでしょう。
④戻らない時間を大切にしましょう
火事は、あらゆるものの姿を変えてしまいます。一度燃えてしまったものは、二度と同じ姿に戻ることはありません。火事を目撃したあなたは、「戻らない時間を大切にしましょう」というスピリチュアルメッセージを受け取っているのかもしれません。
勢いを増した炎は、一瞬にしてあらゆるものを焼き尽くしてしまいます。つい先ほどまで存在したものが姿を消してしまうのです。それは、まるで私たちの人生にも似ています。私たちの人生は、未来にしか進まないのです。過去には、どうあがいても戻ることはできません。
明日を全力で迎える心
昨日を後悔する前に、明日を全力で迎える心を持ちましょう。今できることは先回しにせず、今やってしまいましょう。明日には、明日やらなければいけないことがたくさんあるはずですから。