離婚が子供を不幸にするわけではありません
心の中では離婚したいと思っているのに子供の為に離婚に踏み切れないと思っているあなたには「子供の為に離婚に踏み切れないと自分に言い聞かせているだけではありませんか?本当に子供の事を想うのなら、今の状況で子供が幸せを感じているのかどうかを考えてください。
離婚が子供を不幸にするわけではありません。」というスピリチュアルメッセージが届けられているのかもしれません。
離婚を選択するには様々な理由があると思います。お子さんがおられる方は特にお子さんの事を考えて離婚を踏みとどまっているのかもしれません。パートナーとあなたの間に確執があったとしても、パートナーがお子さんを可愛がっているのであれば少し様子を見て慎重に考えた方がいいでしょうが、パートナーからお子さんへの愛情を感じないのであればそれはお子さんの為に離婚を躊躇する理由にはなりません。子供はとても敏感です。
今現在のあなたたちの感情の変化や戸惑い、苛立ちなどを大人が考える以上に敏感に感じ取っています。
子供の為にしっかりと現実を見つめてください
お子さんは両親に対して無償の愛を持っています。だからこそ大人の都合で引き離してしまうのはかわいそうだと感じてしまいますが、お子さんの本心はどうなのでしょうか?今の環境とパートナーなしでのあなたとの環境と、お子さんの笑顔を守ってあげられるのはどちらでしょうか?
子供の為に離婚を決断できないと悩んでいるのであれば、まずはお子様にどんな環境が大切でどんな生活がお子様の笑顔を守ってあげられるのかを考えて決断を下してください。
DVやハラスメントは我慢してはいけません
パートナーからのDVやハラスメントが増えています。DVやハラスメントを受けている人はその現状の危険さに気付きにくくなっています。それは日々の出来事であり、その後の優しさに情という感情にしばられてしまうからです。そして何より恐怖という感情に強く縛り付けられているからです。
DVやハラスメントをする人は本当は心が弱く脆い人です。あなたに対して自分の思い通りにするために暴力や暴言、金銭面や精神面で追い込み操ろうとする人の心に「愛」は存在しません。あなたを苦しめた後に見せる優しさも見せかけの作り物です。
あなたはあなた自身の感情や感覚で物事をしっかりと見つめてください。そして、あなたが本来守るべきものや大切にしなければいけないものが何なのか。しっかりと思い出してください。あなたを本当に大切に思ってくれている人は誰なのか。もう一度しっかりと思い出してください。
あなたを助けてくれる人は必ずいます
今の環境から逃げる事はとても怖く恐ろしい事だと思います。ですが、このまま今の状況にいてはあなたの心は感情を無くし壊れてしまいます。あなたを助けてくれる人は必ずいます。一人で悩まずに専門機関に相談してください。あなたの身を守るのはあなたの大きな勇気の行動から始まります。
終わりの為の離婚ではなく、始まりの為の離婚です
さまざまな問題でパートナーとは一緒にやっていけないと思いながらも、その先の生活や人生に不安を感じているのであれば、離婚を終わりとして捉えるのではなく、第2の人生の始まりとして捉えてください。
あなたが離婚をしようと思ったのには必ず理由があるはずです。それは離婚という文字が頭に浮かぶほどの出来事だったのでしょう。離婚をするという事は、その先の生活を自分の力で切り開いていかなくてはいけません。お子さんがいらっしゃる方でしたら、自分とお子さんの人生を背負っていくことになります。そこに不安を覚えるのは当然です。
ですが、現代ではシングルマザーやシングルファザーにとってお子さんを守っていくための制度がたくさんあります。お子さんがいても働きやすい環境を作っている企業も増えました。離婚は現在の生活を終わりにするものではありますが、それと同時に新しい自分の生活を始める事でもあります。
あなたの幸せはどこにありますか?
離婚後の生活などで不安を感じているのであれば一度立ち止まり、自分の心の声を聞いてください。
未来の事ではなく、今の自分がどうしたいのか。本当に離婚をするべきなのか、それともこのまま現在のパートナーと一緒に日々を過ごしていくべきなのか。どちらの選択があなたにとって幸せなのかをしっかりと見つめなおしてください。
あなたがしっかりと心で感じて出した答えが、今のあなたにとって最適な選択となるのです。自分の人生は誰でもない、あなた自身が決める事なのです。
最後に
一度は生涯を誓い合った相手との別れを決断するにはかなりの精神的疲労と消耗が生じます。それでも離婚という選択肢を頭に置いておかなければいけない状況になってしまった今、あなたが一番に考える事は「離婚と継続のどちらが自分にとっての幸せなのか」をという事です。
一時的なその時の感情だけで決めてしまってはいけません。しっかりと現実を見つめ、心を落ち着けて考えをまとめた上で決断をするようにしてください。その時の感情で離婚をしてしまっては、後々後悔しても遅すぎるという事になってしまいます。難しい問題だからこそじっくりと自分の心と向き合って決めてください。この先、あなたが後悔しない選択をしてください。