⑤助ける方法を間違えました
世の中には困っている人はいくらでもいます。困ったふりをする人もいます。他人の善意を悪用する人たちです。心優しいあなたは、助けたい一心であなたの大切なものを分け与えてあげましたが、実際にはあなたの思うようには利用されなかったかもしれません。詐欺被害に遭われたのは、「助ける方法を間違えました」というスピリチュアルメッセージを受け取っているからかもしれません。
あなたの思いとは裏腹に、あなたの善意が悪用されることがあります。それは、善意を受ける側の人がどういう形でその善意を利用するかによるからです。残念ながら、すべての善意を受ける人が清い心を持っているとは限りません。
信頼できる団体や人物をしっかりと見極める
あなたの善意が困っている人を幸せにするためには、あなたの気持ちをしっかりと理解した人を介して行われる必要があります。信頼できる団体や人物をしっかりと見極めることが大切です。そこを間違えると、間違った人たちに、間違った方法であなたの善意が利用されてしまいます。
⑥お金を貸すときは、あげるつもりで
お金に困る友人にお金を貸して、それが戻って来ずに友人関係までも破綻してしまうケースは多数あります。本当に大事な友人を見極めるためにも、詐欺被害に遭われたあなたは、「お金を貸すときは、あげるつもりで」というスピリチュアルメッセージを忘れないでください。
困った友人を見捨てられずに、あなたはお金を貸してあげましたが、一向にそのお金は戻って来ません。執拗に問い詰めれば、友人を苦しめてしまうかもしれないと連絡を控えますが、友人からの沈黙があなたを少しずつ不快にさせます。そして、いつしか友人に怒りを覚えるようになるのです。
あなたがもしお金に余裕がないのなら、例え友人にでもお金は貸さない方が良いでしょう。なぜなら、結果的にあなた自身が苦しんでしまうことになるからです。逆にあなたに金銭的な余裕があるのなら、「戻って来ないかもしれない」ということを理解した上でお金を貸してあげましょう。もし本当の友人なら、善意の裏に見返りの気持ちは存在しないはずですから。
⑦執着心を捨てなさい
執着が強ければ強いほど、“美味しい話”があると飛びついてしまいたくなります。詐欺師たちは、そのあなたの執着心を上手く利用して、あなたから金銭などを奪っていくのです。詐欺被害に遭われたのは、「執着心を捨てなさい」というスピリチュアルメッセージを受け取っているのかもしれません。
執着心ほど人を狂わすものはありません
執着心ほど人を狂わすものはありません。執着心は、手に入れるまで満たされることはありませんし、手に入れたとしても、それを失うことの恐怖心から、さらに執着してしまうという負のスパイラルを繰り返します。一度抱いた執着心を取り除くことは簡単ではありません。
執着心から逃れるためにはどうすればいいのでしょうか?それは執着心を持たないことです。持たなければ苦しむことはありません。執着心を持つことの弊害をしっかりと理解することで、それを持たないことのアドバンテージが理解できるはずです。
⑧詐欺をした過去世の償いです
詐欺被害にあったということは、あなたが過去世で誰かを騙したことへの償いでもあります。過去世でのあなたの行動が、現世であなた自身に戻ってきたということでもあります。詐欺被害に遭われたあなたは、「詐欺をした過去世の償いです」というスピリチュアルメッセージを受け取っているのかもしれません。
あなたに起こりうるすべての事象には、必ず意味があります。いわゆる“カルマ”です。今起こっていることの原因を作り上げたのは、他ならぬあなた自身なのです。あなたが詐欺被害にあったということは、あなた自身が詐欺に手を染めた過去があるということです。
過去の悪いカルマが浄化された
詐欺被害にあって、辛い気持ち、怒りの気持ちを持つことは理解できます。「なぜ私が・・・」と思ったことでしょう。しかし、こう考えてみてください。「これで、私の過去の悪いカルマが浄化された」と。あなたを悩ます負のカルマが一つ取り除かれたのです。「悪いことをして申し訳ない」、そう思うだけでも、あなたの悪いカルマは少しずつ浄化されます。
最後に
善意が思わぬ形で悪用されてしまい、結果的に詐欺被害に遭われてしまったあなた。裏切られ、ショックを受けたに違いありません。しかし、すべての事柄には意味があり、それを乗り越えることで人は成長します。成長するためのちょっとした痛みと捉え、下を向かず、前に進んで行ってください。失ったものより、得た教訓の大きさに気づくときがきっと来るはずです。