家庭内暴力のスピリチュアルメッセージ⑤少しずつ自信を持たせてあげなさい
自分に自信のない子供は、自責の念を次第に他人に向け始めます。その対象が、身近にいる親であるケースはよくあることです。この場合、「少しずつ自信を持たせてあげなさい」というスピリチュアルメッセージを受け取っているのかもしれません。
競争社会の現代、嫌でも周りと自分を比較せざるを得ない状況に身を置く子供たちは、次第に自分に自信を持てなくなり、自暴自棄に陥ってしまいます。そして、そのやり場のない違和感を、暴力という形で放出しようとしてしまうのです。
「大丈夫、君ならできる」
側にいる親が、無くしかけている自信を持たせてあげなければいけません。もちろん、親が子供の自信を失うようなことを言ってはいけません。「大丈夫、君ならできる」、ただそれだけでも、子供は立ち止まらず、前に進むことができます。失敗したら正し、再び歩きだす手伝いができるのも、親だからこそではないでしょうか。
家庭内暴力のスピリチュアルメッセージ⑥自分を過小評価するのはやめなさい
暴力の原因が、時に自分の優位性を保つための手段である時、自分よりも弱い立場の人に対して暴力を持ってそれを誇示しようとします。自分を相手よりも高い位置に保とうとするのです。このような場合、「自分を過小評価するのはやめなさい」というスピリチュアルメッセージを受け取ったのかもしれません。
例えば、経済的な理由で、誰かの世話にならなければならない時、世話する側の人間は、その立場を利用し相手をさげすむことで、その優位性を保とうとします。あなたは、何も言えず、ただ相手の言いなりになるしかないのです。
間違った評価
言葉の暴力は、次第にあなたの存在意義さえも否定し、間違った評価をインプットして行きます。そうなる前に、あなたは自分自信を大切にする必要があります。自分が弱いダメな人間だと思うことをやめるべきです。他の誰かに助けを求めても構いません。状況を変えるため、いろいろな人からのアドバイスを受け入れることも必要です。
家庭内暴力のスピリチュアルメッセージ⑦束縛は愛情ではありませんよ
恋人からの暴力の原因に、束縛があります。誰かに奪われるのではという根拠のない強迫観念が人を暴力的にし、暴力を振るうことで縛り付けるという方法をとるのです。それでも相手を思いやる感情が、「自分をこれほど愛してくれている」という間違った解釈を植え付け、暴力への抵抗を妨げてしまうのです。しかし、気をつけてください。「束縛は愛情ではありませんよ」というスピリチュアルメッセージに耳を傾ける必要があります。
愛情ではなく保有
愛している人に暴力はふるいません。暴力を持って相手を押さえつけることは、愛情ではなく保有です。執着心が人の心を押さえつけようとしているだけなのです。
大好きな人に暴力を受けているが、その人を失いたくないがために抵抗できない人は、自分を大事にしていない証拠です。誰かを愛する前に、まず自分を愛すことができなければ、人を心から愛することはできません。自分自身を愛する人なら、暴力を受け入れることはしないはずです。
家庭内暴力のスピリチュアルメッセージ⑧この子の心の声を聞きなさい
時に、親に暴力をふるう子供は、言葉にできないメッセージを、暴力を通して発しています。「暴力を振るう自分を止めてくれ」という無言のメッセージです。そして、あなたは、「この子の心の声を聞きなさい」というスピリチュアルメッセージを受け取っているのです。
例えば、親の言うとおりにしていれば大丈夫という言葉を鵜呑みにし、実際には思った通りに事が進まなかったとき、怒りは親に向けられます。そして、反発する気持ちが暴力に形を変えるのです。
子から発せられているメッセージに耳を傾けるのは親の責任
うまく行かなかったことを人のせいにして、暴力でその鬱憤を晴らすことは間違った行為です。しかし、子から発せられているメッセージに耳を傾けるのは、親の責任でもあります。子が何を思い、どうしたいのかを知る方法は、対話です。心と心の対話です。とことん話し合うことで、少しずつそのメッセージを理解できるようになるはずです。
最後に
家庭内暴力の問題は、非常にデリケートです。1日で解決できるような簡単な問題ではありません。複雑であるからこそ、その原因を徹底的に探し出し、お互いを理解し合うことで、少しずつ解決の糸口を見つけることができるはずです。
家庭内暴力に悩まれている方へのスピリチュアルメッセージは
- 罪悪感は捨てなさい
- 全てを話せる人を見つけなさい
- 正義感は捨てましょう
- 甘やかした責任を負いなさい
- 少しずつ自信を持たせてあげなさい
- 自分を過小評価するのはやめなさい
- 束縛は愛情ではありませんよ
- この子の心の声を聞きなさい